FC2ブログ
≪ 2019 12                                                2020 02 ≫
 - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 -

 あらかじめ 日めくり万葉集 

万葉玉手箱 客人を迎える作法
案内人 藤原茂樹 民俗学的視点から上代文学を研究。

あらかじめ 君来まさむと 知らませば  門にやどにも  玉敷かましを
豫       公来座武跡   知麻世婆   門尓屋戸尓毛  珠敷益乎

あらかじめ きみきまさむと しらませば かどにやどにも たましかましを
門部王(6巻・1013) 天平9年1月。 8月26金 2011年

前もってあなたがお越しになるだろうと知っておりましたならば、
門にも庭にも玉を敷いておきましたのに。

家に友人を迎えた主人が、突然の訪問を前もって知っていたらと恐縮して詠んだ歌
精一杯のおもてなしを致しますという気持ちが込められている。

玉は小石のこと。玉砂利を敷いておくのが作法だった。

日本では神は水を越えてやってくると考えられていたので、←#311
岸辺の様子に似せて神が訪れやすい環境を整えた。

上賀茂神社の一対の立砂 神の降り立つ山の姿
を表している。
店先の盛り塩      山の形にして、神や客の来訪を願う


もうひとつの大事な客を迎える方法
山から木を切ってきて
、わざわざ宴のために新しい建物を建てる
皮をはがないで丸木のまま使う

あをによし 奈良の山なる  黒木もち   造れる室は  座せど飽かぬかも
青丹吉    奈良乃山有    黒木用    造有室者    雖居座不飽可聞

あをによし ならのやまなる くろきもち つくれるむろは ませどあかぬかも
聖武天皇(8巻・1638)

奈良山にある黒木で造ったこの建物は、ずっといても飽きないことよ。

長屋王の屋敷に招かれた聖武天皇が、宴のために新しく建てられた建物をほめた歌。

黒木 皮のついたままの丸木。
今上天皇の大嘗祭でも、神を迎えるための黒木造りの建物が建てられた。

これらの建物は、宴や祭りが終わると壊し、神様やお客様にはお引き取り願う。
黒木の建物は、素朴で一時的な仮設の建物であるという象徴


永遠の存在たる神様に、一時的に仮設の建物においで頂く
仮初めの中の永遠。
それが大事な客を迎えるときの日本の伝統の中に残されている。

人を迎える心の奥に、神を迎える心がある。それは万葉の時代からの伝統。


関連記事
スポンサーサイト





web拍手 by FC2

 この記事へのコメント 

この記事へコメントする















12 | 2020/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
月の開運法ブログパーツはJavaScriptを有効にする必要があります。


presented by
生きがいアフィリエイトのすすめ


問い合わせ先
日本国憲法

世界人権宣言


「ここの人、前になぜかニーチェについて書いてたよな、気になる」てなときに、『ニーチェ』と検索するとその記事が見つかるのです。すごいね!
ちなみに、書いていなそうな語句を検索すると、記事は見つからないけど、関連商品などが表示されます(笑)。
「5月の初め頃の記事…」と時期で探す時に便利です。

全ての記事を表示する

始めの10件位、この機能に気付かず「もくじ」の記事を作って、記事を書くたびにハイパーリンクしていました…。

日本語→英語 自動翻訳
English
♥. ♠. ♣Alice
Web page translation
最新トラックバック
まどろみ島の管理人

遊子

Author:遊子
このブログについて
トップページへ

RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

StyleKeeper