FC2ブログ
≪ 2018 11                                                2019 01 ≫
 - - - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - - - -

 スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


web拍手 by FC2

 #4終 維摩経 

第四回 あらゆる枠組みを超えよ!

第9章 入不二法門品(にゅうふにほうもんぽん)
不二    「二つではない」という意味。
不二法門 二項対立を解体した悟りの世界。
三十人以上の菩薩が二項対立の概念とそれを解体した不二の法門
を述べていく。

対象と主観・体と精神・自分と他者・光と闇・真実と虚偽・善と不善・聖と世俗・
徳と悪・智慧と愚痴・生と死・色と空・悟りと迷いなど。

二項対立を否定する理由
世界を二分して考えるのは原理主義。
信仰のある者とない者に二分すると世界への認識が歪む。


珠頂王菩薩の答え
正しい道と間違った道があると人は考えがちですが、
間違った道に足を踏み込んだことのない物は、
何が正道で何が邪道なのかは分かりません。
正道と邪道を分けて考えることを止めれば、
その先には不二の法門
が待っているのです。

これまで維摩経が説いてきた「大乗仏教と初期仏教」の対立すら否定

文殊菩薩は不二の法問を「言葉も思考も絶えた世界」と語った。

文殊菩薩は維摩にも意見を求めたが、維摩は一言も発しなかった。

「すばらしい! 一文字も一言もないとは!
 これこそすべての境界が解体された世界です」


維摩の一黙雷の如し
維摩が沈黙したことで皆が雷に打たれたように不二の法問について悟る
という場面。


第10章 香積仏品 香りで教えを説く仏の国の人が登場。
私達の国は香りで素晴らしい仏の国となっていますが、あなたの国は?と維摩に尋ねる。

無数にある仏の国 
大乗仏教では様々な次元の国があり、それぞれの仏が教えを説いていると考える。
別世界から来た人によって「この世界」が相対化される。


維摩は、
この国の人は荒れやすいので、お釈迦様は出家・修行・戒律を説いたと答えた。

普通の暮らしが理想だが、できないなら出家するしかない
という思想。


第11章 菩薩行品 お見舞いを終えて維摩も一緒に皆で釈迦の所に来る。
釈迦の言葉

衣食住で導く国、仏が姿を現して導く国、いろいろとある。
求める心があれば、香り・音・光など、あらゆるものが仏教の法(真理)を説く。
仏の教えは多様で、限りなく、全ての人に対して開かれている。



第12章 見阿閦(あしゅく)仏品 維摩の正体

妙喜国という名の仏国土があり、
そこの仏様は阿閦(あしゅく)仏と呼ばれていますが、
維摩さんはそこからこの世界にやってきたのです。



妙喜国
西方にある阿弥陀仏の極楽浄土に対し、東方にある阿閦仏の仏国土。


他の経典にも維摩やその親族が登場
月上女経
 維摩の娘が登場する経典。光から生まれた美女で、竹取物語の源流


第13章 法供養品
法四依
 心がけるべきこと
1、義(本質)に依りて語(言葉)に依らず 
2、智(本質を見抜く知恵)に依りて識(歪められた認識)に依らず
3、法に依りて人に依らず 
4、了義経(本質が書かれた経典)に依りて
  不了義経(枝葉末節が書かれた経典)に依らず



第14章 嘱累品 経典らしく釈迦の言葉で終わる。
釈迦は仏道を歩む者のあり方や、躓きやすい事柄などを述べた。
次の仏陀となる弥勒菩薩を始め、一同は釈迦亡き後もこの教えを守り伝えることを誓う。


「この教えの名を何と名付けましょう」
「『維摩詰所説経』あるいは『不可思議解脱法門』と呼びましょう」

この集まりにいたすべての存在は、大いなる歓喜に満たされたのである。



法話・説話の極意 はじめしんみり なかおかしく おわりとうとく

出家者が在家者より偉いという思い込みがなくなった。
在家者の生き方も問い直してくる。


解体と再構築
こだわり・思い込み・執着が強いほど苦しくなる。
あらゆる枠を外し、解体して再構築して生き続けることが大事。



こぼれ話 
理想の生き方は、世俗社会で生きながらもそれに執着しないこと。

すべては関係性によって成立しており、実体はない。
だからこそ自らの修行の完成ばかりを目指さず、社会性や他者性を重視せよ。


「自分というもの」を小さくしていけば、もっと楽に生きられる
自分が積み上げてきたものや作りあげた物語に固執し、
「自分は常にこうあらねばならない」と思い込んで、
人生を生きづらくしてはいないか。

自分と言う枠を外し、意識的に他者と関わる
しかし、関わった場所に固執しすぎると二項対立の思考に陥りがち

正義を振りかざして他者を支配しようとしたり、
ひとつの主義主張を信じ込んで、
異質な主張があれば排除する風潮がはびこったりと、
原理主義のようなものがばびこって息苦しくなる。


「維摩経」は、そうした人間の性向を照らし出し、脱け出す手立てを示してくれる。

現代人は迷惑をかけるのもかけられるのも苦手
互助関係はしがらみだと捉え、逃れたいと思ってきた。
迷惑を掛けなければ自由という価値感は、美徳でもあるが傲慢
でもある。

誰でも、他者に迷惑をかけねば生きていけない。
だから、いかに上手に迷惑をかけるかが生きるすべ
なのだ。
頼ったり、頼られたりする経験を積み重ね、どこかで自分を他者に委ねる覚悟も必要。

いろんな場所と関わる
本当に自由で自立しているのは、多様に依存している状態。

いろんな活動に参加すれば、どこかの縁が薄くなってもそれほど気にならない。
縁があればつながり、縁が無ければ離れる。
こだわりや執着を手放せばいつでも自由に生きていける。



感想
聖徳太子も維摩経を理解していたのか~。
今まで纏めてきた道元さん・親鸞さん・良寛さん…皆様も知っていたんだろうな~。

おまけ 超訳【維摩経】
めちゃくちゃ面白かったです! ありがとうございます!ありがとうございます!
釈迦は500人もの弟子に断られていたのですね(笑)。菩薩には命令口調(笑)。
万とか億とか兆とか、規模が大きい。最後はすごく高揚する。

関連記事
スポンサーサイト


web拍手 by FC2

 この記事へのコメント 

この記事へコメントする















11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
月の開運法ブログパーツはJavaScriptを有効にする必要があります。


presented by
生きがいアフィリエイトのすすめ


問い合わせ先
日本国憲法

世界人権宣言


「ここの人、前になぜかニーチェについて書いてたよな、気になる」てなときに、『ニーチェ』と検索するとその記事が見つかるのです。すごいね!
ちなみに、書いていなそうな語句を検索すると、記事は見つからないけど、関連商品などが表示されます(笑)。
「5月の初め頃の記事…」と時期で探す時に便利です。

全ての記事を表示する

始めの10件位、この機能に気付かず「もくじ」の記事を作って、記事を書くたびにハイパーリンクしていました…。

日本語→英語 自動翻訳
English
♥. ♠. ♣Alice
Web page translation
最新トラックバック
まどろみ島の管理人

遊子

Author:遊子
このブログについて
トップページへ

RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

StyleKeeper
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。