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 冬ごもり 日めくり万葉集 

万葉四季の歌 森陽香さん 2011年11月1火放送

万葉の人達は、秋になると、
くず・萩・梨など、様々な植物の色付きを楽しんでいた


ある日天智天皇は、春山万花の艶、秋山千葉の彩、どちらの方が良いかと尋ねた。
人々はそれぞれ漢詩を作って答えたが、なかなか決着がつかなかった。
そこで、最後に額田王が歌で判定を下した。

冬木成   春去来者
不喧有之  鳥毛来鳴奴
不開有之  花毛佐家礼抒
山乎茂   入而毛不取
草深    執手母不見
秋山乃   木葉乎見而者
黄葉乎婆  取而曽思努布
青乎者   置而曽歎久
曽許之恨之 秋山吾者


1巻・16 額田王


冬ごもり  春さり来れば
鳴かざりし 鳥も来なきぬ
咲かざりし 花も咲けれど
山をしみ  入りても取らず
草深み   取りても見ず

秋山の   木の葉を見ては
黄葉(もみち)をば  取りてそしのふ
青きをば  置きてそ嘆く
そこし恨めし 秋山そ我(あれ)は



春がやってくると、鳴かなかった鳥が鳴き、咲かなかった花も咲くけれども、
山は茂っているので、入って取ることもしないし、
草が深いので、手に取って見ることもしません。

秋の山の木の葉を見る時は色づいた葉を折り取って愛で、
まだ青い葉はそのまま置いてためいきをつく。
そう、そこだけが残念。
私は秋の山の方が好きです。


額田王は、春の山と秋の山、両方への配慮を見せてから、自分の意見を述べた。



もみち葉の 過ぎにし児らと  携はり 遊びし磯を 見れば悲しも
黄葉之   過去子等      携   遊礒麻  見者悲裳
もみちばの すぎにしこらと たづさはり あそびしいそを みればかなしも

9巻・1796 柿本人麻呂歌集より


もみじの葉が散っていくようにこの世を去った妻と、
手を取り合って遊んだ磯を見ると悲しいことだ。


哀惜
色づいた葉が散る時に寂しさや悲しさを感じる心の動きは、昔も今も変わらない。


感想 
16は、「そこし恨めし」から唐突に結論に行く所に違和感を感じました。
「でも」のような接続語はつけないのか~。
春に比べて、秋は手に取って愛でることができるから、
秋の方が良いと言っているのですね。
両方への配慮、そうか、春は上げて落として、秋は落として上げたのかな。

1796は、妻を「児」と言うのですね~。確認しました。
色々なものの中で、もみち葉に例えたのがすごいなあ。
人間は儚いが、磯は変わらない。変化と不変の対比も詠っているのかな。
でも実は、自然も刻々と変わっていくんだよね。

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