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 「はだしのゲン」創作の真実 

「はだしのゲン」創作の真実「はだしのゲン」創作の真実
(2013/11/22)
大村 克巳

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2012年に亡くなった中沢啓二さんの追悼本。
「大村さん、あなたが著者であるならばいいですよ」と奥様が許可した。


はだしのゲン」は、半年にも及ぶ強い説得で描く決心がついた。 

日本が被爆国であることを、日本人全体で共有していないのではないか。

核と戦争に対する怒り、原爆による悲劇を風化させず、
未来を作る子供たちに伝えていきたい。

自分の事情を超えて、若い人たちに何としてでも伝えたい

と言う心境に変わっていったのではないか。

事実と真実とは何か


成長物語 困難に負けず、悲惨な状況で人を助け、生き抜く力。

原爆投下の場面は忘れたい記憶と向き合って描いた。
しきりに「本当はこんなもんじゃなかった」と言っていた。

文献や資料をいろいろ読み込み、どれ位表現を抑えるか抑えないか、
悩みに悩んで描いた。

自らの被爆体験を売り物にしたくない思いと共に、
この作品が個人の体験に基づくという責任・自負を強く持っていた。

当時、中沢さんは、ジャンプの中では年上で技量がある作家だった。
穏やかで陽気・苦難も笑ってやり過ごす強い信念・
自分に厳しく人に優しいが、利用しようと近づいてくる人には厳しかった。


中沢さんの奥様の話
原爆病院で母の死をきっかけに「黒い雨にうたれて」など原爆に関する作品を描き、
長野編集長がもっと描きたいことがあることを見抜いて説得した。

「分担して描くのは漫画じゃない」 自分で責任と覚悟を持って書いていた。
「被爆を売り物にしている」という中傷にもいちいち反論しなかった。


原子力発電 事実が誰にでも分かるように表現されていない。


閲覧制限問題について

「学校の先生は戦争とか原爆について教える立場にあるわけですから、
 それが残虐だから教えられないってことにはならないと思うんです」


夫は戦争の恐ろしさを伝えるために、いつも悩みながら考えに考えて描いていた。

あの作品は自分の信念に沿って描いたもので、どの組織にも入っていない。
人間愛や成長を描いている。

大村さんの話

「言論の自由が制限されて戦争に突入していった過去を思い出す。
 怖がらせようとして描いたものではない」



「当事者でなければ知らなくてよいわけではありません。
 当事者でないからこそ、
知ること、考えることが重要になるのではないでしょうか。」



知識を得ても、自分の問題として考えることが出来なければ無責任な発言で終わる。

日本発のマンガが国境を越えて世界で受け入れられるのは、
独りよがりではなく、読者に伝えようという思いが込められているから。



感想
個人が創造するものは、見た人によって好悪の判断が分かれる。
それを覚悟して表現したことがすごい。

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