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 #3終 江戸の復興代官 奇跡の4年~巨大地震・富士山噴火からの再生 

酒匂川の改修が振り出しに戻ってしまった頃から、
富士山の麓に住む御厨地方の農民たちが忠順の元を訪れ、嘆願書を出して窮状を訴え、
幕府の救済を願い出るようになった。
忠順は視察をした。

最大の被災地
降り積もった火山礫は厚さ3m。屋根しか見えない。
農地を耕すこともできず、食料を買う金もなく、餓死者が続出。
亡所(人が住めない土地)として放棄される村
もあった。

忠順は村への早急の援助を決意し、直ちに江戸に戻った。
幕府の財政を握る勘定奉行である荻原重秀の屋敷に向かい、予算の増額を求めた。
荻原は朝鮮通信使が来ると言って断った。


その頃、各地の大名も復興への取り組みを行っていた。
和歌山藩 徳川吉宗 財政改革 新田開発 徹底的な倹約
↑って、吉宗だけかーい。

1709(宝永6)年 一年が経過したが、復興は思うように進まなった。

前代未聞の一手
御厨の農民達を酒匂川の改修に雇用
した。農民たちは進んで参加した。

直訴行脚  農民達と共に、幕府の予算に関わる有力な役人を一人ずつ説得。
      当時の身分制度ではなかなかできないことだった。
      根回しをした後、会議中の荻原の屋敷に半ば強引に乗り込んだ。
      名主自らが、身分がはるか上の奉行に直訴することを、
      代官である忠順が手助けすることは大事になりかねない事だった。

      それだけ忠順が農民たちの窮状を理解していたのだろう。

直訴作戦が功を奏し、河川改修工事の手当の増額と、
幕府が放置してきた火山礫の撤去にも予算が出ることになった。

噴火から2年が経っていた。

しかし、火山礫を撤去する有効な方法はまだ確立していなかった。
埋めれば農地が減り、川へ捨てればいつか下流で決壊する。

天地返し
(表面の土と、下の栄養豊富な土を入れ換える土壌改良法)の応用
溝を深く掘って火山礫を埋め、土を上に乗せる。隣に溝を掘ってこれを繰り返す。

ようやく復興が軌道に乗り始めた。
しかし、復興代官就任から4年後、忠順は志半ばで急死
する。
その理由は一切記録が無いが、御厨地方にはある言い伝えが残っている。

半左衛門様は飢えた人々のために独断で幕府の米を配り、
その責めを負って切腹なされた。


忠順の死後も続いた復興への努力
大岡越前守忠相
 8代将軍吉宗の命を受け、
治水技術の進歩や優秀な技術者にも助けられ、13年かけて酒匂川の改修を完遂した。
幕府が足柄平野の復興を終えたのは、富士山噴火から75年後だった。

今も忠順を慕う人々
小山町立須走小学校
 
自由研究や演劇を通して、富士山噴火の被害や忠順の働きを学んでいる。

伊奈神社 年に二度、忠順に感謝を捧げる祭りが続けられている。

未曽有の大災害を前にしても、理不尽な幕府に対しても、決して諦めなかった忠順。
復興への道は、その心の強さによって切り拓かれた。

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