≪ 2024 02 2024 04 ≫
- - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - - - - -
- - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - - - - -
ぬなかはの 日めくり万葉集
2014/02/27 22:03:04
作家達の万葉集
沼名川の 底なる玉求めて 得し玉かも 拾いて得し玉かも
あたらしき君が 老ゆらく惜しも
沼名河之 底奈流玉 求而 得之玉可毛 拾而 得之玉可毛
安多良思吉 君之 老落惜毛
ぬなかはの そこなるたまもとめて えしたまかも ひりいて えしたまかも
あたらしききみが おゆらくをしも
13巻 3247 作者未詳 2011年9月9金
[左注]右一首 姫川,序詞,寿歌,老
沼名川の底にあった玉、探し求めて手に入れた玉だなあ。
やっと拾って手に入れた玉だなあ。
その玉のようにかけがえのない君が老いるのは惜しい事だ。
松本清張(1909~92)
万葉翡翠 1961年に書いた、万葉集の歌を題材にした短編。
「翡翠に永遠の命を願った歌」に絡めた殺人事件。
作中の助教授は、
玉とは翡翠で、この川は翡翠が採れる新潟県の山奥に実在したと推理した。
3人の学生はその場所を見つけたが、悲しい結末を迎える。
森村誠一さんの話
万葉考古学 当時には無かった清張独自の発想で、さすがだと思った。
当時の日本は国土を破壊され、人心は荒廃していた。
清張さんはこの短編で、窒息していた日本の文化を掘り起こした。
沼名川の 底なる玉求めて 得し玉かも 拾いて得し玉かも
あたらしき君が 老ゆらく惜しも
沼名河之 底奈流玉 求而 得之玉可毛 拾而 得之玉可毛
安多良思吉 君之 老落惜毛
ぬなかはの そこなるたまもとめて えしたまかも ひりいて えしたまかも
あたらしききみが おゆらくをしも
13巻 3247 作者未詳 2011年9月9金
[左注]右一首 姫川,序詞,寿歌,老
沼名川の底にあった玉、探し求めて手に入れた玉だなあ。
やっと拾って手に入れた玉だなあ。
その玉のようにかけがえのない君が老いるのは惜しい事だ。
松本清張(1909~92)
万葉翡翠 1961年に書いた、万葉集の歌を題材にした短編。
「翡翠に永遠の命を願った歌」に絡めた殺人事件。
作中の助教授は、
玉とは翡翠で、この川は翡翠が採れる新潟県の山奥に実在したと推理した。
3人の学生はその場所を見つけたが、悲しい結末を迎える。
森村誠一さんの話
万葉考古学 当時には無かった清張独自の発想で、さすがだと思った。
当時の日本は国土を破壊され、人心は荒廃していた。
清張さんはこの短編で、窒息していた日本の文化を掘り起こした。
- 関連記事
-
- きのふこそ 日めくり万葉集
- かぜをだに 日めくり万葉集
- ぬなかはの 日めくり万葉集
- まけばしら 日めくり万葉集
- うらぶれて 日めくり万葉集