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 『縄文の思想』を読んだメモ 

『縄文の思想』 瀬川拓郎さん 第四章のみ

自然との共存とは、低開発ではなく、
自然と結び付いていた世界観、他界観が現実の世界そのものであり、
自然自体が人々の生と死を結び付けるものであった。

狩猟する海民

卜部、亀卜、卜骨

平安京にも組み込まれた芸能などを担当した人々は縄文の伝統を持つ。

海民とアイヌは自らの社会を成立させるために不可欠な自由と自治のために、
縄文の思想を選んだ。


アイヌのいろんな場面で使う呪文の話 ←ラピュタを思い出しました。

贈与 アイヌ社会で最も社会的価値があった。
神と人も贈与で結ばれる。人間は生を与えてくれた者への負い目を抱く。
贈与こそが人間を肯定する唯一の手段であり、不断の贈与や生の肯定を生み出す。

平等と分配 
神からの贈与は魂
でもあり、商品化して売り払ったり独り占めすることはしない
商品経済は人間性を否定している?


喧噪の思想 話し合いは全員で同時に発言。
何日もかけて皆の知識と意見が出尽くせば自然に結論が出る。
強制や圧力とは無縁。



海賊的なアイヌ 弥生時代以降。
縄文時代は一つの大きな閉じた系だったので暴力とは無縁
だった。

中世アイヌは傭兵としても活動。

離群の衝動 体制からの離脱。国境など関係ない行動範囲。


感想 ひらがなが多いと読みにくい。今回は特に覚え書きで分かりにくくてすみません。
現代の考え方と違うことがいろいろあった。
話し合いの方法はストレスが少なそうだと思った。
自分の言いたいことを言いまくっていたら段々周りの声も耳に入って来て、
考えが変わっていくんだろうな。全員同じ場所で言うから陰口もないんだろうな。
現代社会は同調圧力が高くて、それが日本の特徴かと思っていたけれど違うのかもしれない。



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 #4終 縄文文化が日本人の未来を拓く まとめ 

縄文大和言葉
定住によってヒトになる

自然から抜け出て自分と自然を対象化する。
ものや自分に名前を付ける。共有の知識となる。

「人間は基本的文法をちゃんと先天的に持っていた」ノーム・チョムスキー


言葉は人間の共通した能力であり、どこの地域の人も持っている。
だから世界には5000以上の言語がある。


日本語も人間がヒトとしての意識を持った頃からあった。
弥生時代に海外からやって来たわけではない。


日本語は自然と共感共鳴した言葉 
自然の声を聞き、自然と話している。



多種多様な食料の利用 生育場所・旬・調理加工法・保存法。
しかし、自然を一方的に利用したのではなく、
名付けたあらゆる自然のものに人格を認め、耳を傾けることができた。


オノマトペは縄文の中から生まれた
擬音語 川がさらさら流れる・風がそよそよ吹く
擬声語 つくつくほうし(鳥や虫の声と人の言葉を重ねて表現)
擬態語 じっと見る



外国には無い表現は日本独特の感じ方
懐かしい・物悲しいなど。


一万年以上続いた自然との共生の体験の中で縄文世界観が醸成され、
日本人的心の基盤が形成されていった。
それは、文明先進国がどこも体験することのできなかった貴重な時間だった。


年間を通した行動指針
言葉があると、過去や未来、観念的な話
もできるようになる。
縄文文化の一万年以上の歴史は日本語の歴史であり、
弥生時代~古墳時代~古代へと続いていく。


文化が言葉を生み、言葉が文化を彩る。
縄文大和言葉は次の万葉言葉につながっていく。

万葉集の歌の根っこは深く、少し遡ると縄文時代に入る。

ただ、原日本語には文字が無かった。
古代に中国の漢字を採用し、音読みと訓読みに使い分け、
さらに漢字の意味を大和言葉に合わせたりした。
万葉仮名・ひらがな・カタカナを発明。



古事記は日本人の根源を追究した
律令制と都城制で国の体裁を整え、古事記で国の主体性を表明。
当代王朝の正当性を証明する六国史とは違う。

序文が象徴的。
「古を省みて今の時代を照らし、人の道に学ぶものである」


古事記発の漢字交じりの日本語は日本文化の形成を促し、
日本文化は日本語の基本を維持しながら当世風に蘇生を繰り返してきている



古今東西の詩歌は恋に重心があるが、
日本では中国の影響を受けながらも自然や四季の素晴らしさを大いに詠う。
古今和歌集は全20巻の三分の一の恋歌と並んで四季の歌も三分の一
を占める。

自然を詠う心は俳句にもつながる。
縄文文化・思想は現代にもつながっている。
縄文文化の末端に、私達も居る。




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 #3 縄文文化が日本人の未来を拓く まとめ 

文人の空間認識
イエ 人工    ウチとソトが境界。
ムラ 人工    ウチとソト
ハラ 自然+人工 ウチとソト 生活に必要な物を頂いてくる。
ヤマ 自然    コノ世とアノ世 
ソラ 他界

ヤマ 神奈備 三角錐の美しい形の山。


記念物の始まり 村の設計にヤマを取り込んだ。
二支二分が山頂にぴったり重なって見える地点に村や記念物を作った。


多摩丘陵    中期のムラが富士山を目指して一直線に並んでいた。
山梨県牛石遺跡 中期後半
三内丸山遺跡  中期後半
大湯環状列石  後期前半



記念物 1~3の複合形もある。
1、石
2、太い柱・長い柱
3、土を盛り上げて土手を築く


世界観の表現 目に見えないものを浮かび上がらせる。天文学とは別。


縄文中期 太陽運行を取り込んだ。

三内丸山遺跡の6本柱
二至二分の日の出日の入りが分かる日時計。
3本と3本の柱の間に、冬至の日に太陽が沈む。夏至の日は2列の柱の間から日が昇る。

6本柱は縄文尺(手首からひじまでの約35cm)の倍数。



縄文後期 村とは別に大きな記念物を作る。
(三内丸山は村に記念物を設置できるほど良い場所だったから1500年も続いた。)

大湯環状列石
共同墓地ではなく、夏至の頃に集まって仕事をして、
その後にお祭りをしたのではないか。
日常を排した聖なる空間ではないか。
円形劇場で仮面劇や成人式などを行ったのかもしれない。

各地のストーンサークル 個性的。我は我なり。
超古代からの挑戦状! ①縄文ストーンサークル編 よかったらこちらもどうぞ。


現代につながる記念物
相模国 
中期の大遺跡が多く、縄文文化が行き渡っていた。
富士山と大山を風景に取り入れている。大山の山頂に土器を運び上げた。

神奈川県神崎遺跡
弥生時代の環濠集落は通説の防御施設ではなく、むしろ記念物としての名残が強い。


勝坂有鹿谷祭祀遺跡(相模原市) 古墳時代。

前方後円墳・古代の寺院・五重塔・天守閣・東京タワーも、景観づくりとしての効果。


縄文人の心は神社につながっている 
神社は、現代でも、縄文ムラの隣や、縄文時代の重要な地点
に残っている。

寒川神社 二至二分の全ての日に太陽が神社の真上を通る。
夏至は丹沢の大山、春分・秋分は富士山、冬至は箱根の神山
に日が沈む。

神道・神社は仏教の伝来により形になった
教義の発達よりは八百万神と自然との交感を旨とし、土着思想の主体性を確立し、
仏教と共存した。



感想 
寒川神社(神奈川県)は意外に行きやすそうな場所にあるのですね、行ってみたいです。



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 #2 縄文文化が日本人の未来を拓く まとめ 

土器
世界では少なくとも3か所で独自に始まり、周辺に広がった。
メソポタミア(9000年前)
アマゾン川流域(7000年前)
東アジア(ロシア・中国)

縄文土器 約15000年前 世界最古。 
世界各地で石斧が発明されたように、
縄文人が世界で始めに土器を作ってもおかしくはない。


漆も中国から伝わったと考えられていたが、
2000年に北海道で世界最古の漆器(約9000年前)が見つかった。
日本列島は縄文時代から人口密度が高いので、ひらめく機会が多かったかもしれない。



西アジアの土器は食料などの貯蔵・食事の盛り付け用。
縄文土器は深鉢を主体とする煮炊き用。
一万年以上作られた。

波状口縁 縄文土器の共通の特徴は口縁部の突起。
沖縄や対馬にも広まったが、朝鮮半島ではあまり発掘されていない。
言葉・文化・価値観などが共有できなかったのだろう。

機能を捨てて世界観を表現
突起の数は3とか5、7や9のものもある。
煮炊きの跡があるが使いにくそうな形。


物の後ろにある縄文人の生き様を見つける
現代人とは違う論理に基づいている。矛盾していることを見つけたら相当核心に近い。


造形の歴史は無駄なものを削っていく引き算だが、縄文土器は足し算になっている。
これは文化的な意味が大きい。
見る人と世界観を共有するためにつくったのではないか。
装飾ではなく、物語が込められているのではないか。
神話や自分達の歴史かもしれない。



土偶 同時代の朝鮮半島やシベリア沿海州には無い。
元から壊されるべくして作られたのではないか。
そして、それぞれの部位を別の場所に持っていった。


1、創成期   掌に入る大きさ。
2、早期・前期 顔が無い。精霊を形にするために人型を避けたのではないか。
3、中期    顔表現を始める。
4、後期・晩期 人型に見えるが意図的にかけ離れた表現。精霊のようなもの?


超大型土偶 数は少ないが、完全に近い形を留めている。
並みの土偶とは違う特別な役割? 祀りに使われた?

人間離れした表現
人間の女性像ならもっと現実的に作る。精霊のようなものを表したのではないか



おまけ 縄文一万年の美と祈り



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 #1 縄文文化が日本人の未来を拓く まとめ 

縄文文化が日本人の未来を拓く 小林達雄さん
※纏めるために順番を大きく変えました。

人類は600万年の歴史があるが、旧石器時代まではあまり文化水準は変わらない。

人間の歴史で重要なのは、
第一段階の遊動的生活から、第二段階の定住的生活への変革。
しかし、農耕だけが定住を可能にしたのではない

縄文文化 
狩猟・採集・漁労の三本柱が定住で実現し、文化を高めた。


定住
食べ物を袋などに入れて持ち帰る。
体力のある者が食料を集め、老人や子供は家周辺にいる。
食べ物の情報が蓄積する。名をつけて覚える。

縄文文化で定住するようになってから文化が発展。

竪穴住居 技術と労力が詰まっている。

ムラ(村)とハラ(原)の共存関係 大陸の農耕文明はハラを征服しようとする。
ムラ 情報が集まり、文化が充実する生活地。
ハラ 活動を支えるエネルギーの供給源。


狩猟採集漁労生活 自然への適応を深めていった歴史。

旧石器時代 食料を貯蔵せず、移動生活。

縄文時代  食料の保存・加工技術を持ち、年間の食料事情を安定させ、定住。
早期(約11500~7000年前) 貝塚・海産資源。
前期(約 7000~5500年前) どんぐり類。
中期(約 5500~4500年前) あく抜きの技術、栃の実の食用。

可食植物の一部を栽培・管理・選択 しかし農耕ではない。 

イノシシの飼育 第一の道具が極まり、第二の道具が出現した中期以降。
第一の道具 生活に使う。
第二の道具 呪術・儀礼・祭祀に使う。


驚くほど多様な縄文の食料事情
何かの食料が少ない年も他の食料で補う。あらゆる食べられるものをありがたく頂く。
おいしい時期に食べる。



縄文カレンダー 年間計画を継続する。
多種多様な食物の利用は、それだけ多種多様な労働作業が行われていた。
相当計画的だっただろう。土器をつくる時期なども決まっていた。
食糧貯蔵や加工は未来のための作業。
縄文人たちはその日暮らしではなかった。



農耕が無くても豊かに暮らせた
つい最近まで、
人間は農耕や牧畜により食が安定し、労働が軽減し、余暇が生まれたと思い込んできた。

しかし、アフリカやオーストラリアなどの各地の狩猟採集民の研究の結果、
狩猟採集民の多くは、一部の極北や砂漠地帯以外は豊かな食物があり、
栄養バランスはむしろ農耕民より安定
していることが分かった。

狩猟採集生活は常に飢餓状態だったと言う考えは、
農耕社会が常に狩猟採集生活より優れているという思い込み

農耕民となった結果、異常気象や、不作や豊作の周期などによって、
現代においても世界人口の三分の一が飢えている。


労働時間も、狩猟採集民は一日2~3時間の労働に対し、
農耕民は4~5時間以上働き、しかも人手も要る。

狩猟採集民は特に男性が時間を持て余していることが多い。


おまけ 纏めきれなかった人口について思い出しました。
自然の中で生きていた縄文人達の乳児は母乳を3歳位まで飲んでいたので、
女性は人生で4回位出産し、成人したのは1人か2人位だったのではないか
と書いてあったと思います。
寿命は、昔の研究では20~30歳だったが、全体的にもう少し長生きしたのではないか、
かなり長生きした人も居たようだ
と書いてありました。



感想 サピエンス全史の「人類は小麦の奴隷になった」話を思い出しました。
寒冷化で自然の恵みが減ったので仕方なく農耕に移行したという事情もあるようですが、
結果的に現代はそんな状態になっていると感じます。

なるほどと思ったご意見
1、人間の社会性と単体での幸せは全く相関ないどころか、
具体的に小麦の奴隷にされたことで幸福度が下がった
話、皮肉っててめっちゃ好き

2、http://www.panyako.com/entry/Wheat-slave
人類は小麦と出会う前には戻れないから、小麦の奴隷ということに気付いたときに、
無理のない人口を維持すること
必要最低限の設備を完璧に整えること

この2つに尽力すれば、また気楽な生活を送れたんだ。
みんな何かに支配されていて、それを得るために日々ジタバタ頑張っている
でもその支配からの脱却を考えるよりも、
それと上手に付き合うことを意識して生きた方がいい
なって思った。


幸福度を上げるために考えてみました
2のご意見をとてもいいと思ったけれど、物足りないと思う人も居るだろうな。
それに、全て同意というわけではありません。ちょっと違うと思う所もあります。
人はそれぞれの考え方があるから、一つの型にはめると不満を感じるのだと思います。

そこで、どのような環境で生きるかを選ぶことができたらいいと考えました。
最先端の文明都市に住みたい人はそれを維持するための生活(現代社会のような)をして、
忙しくても充実感を得ればいいと思います。
文明が無いと生きるのが難しい人や未来のために研究したい人もそこに居ればいいと思います。
一方で、例え電気が無くてもいい、お金を稼ぐ仕事に興味が持てない人も居ると思います。
毎日移りゆく自然の様子を感じる方が充実感を感じる人も。

国民の三大義務に勤労・納税(あと一つは教育)がありますが、
文明の利用量によって額を変えて、文明を使わない生活も選ぶことができたらいいと思います。
文明を使わない程度はいろいろな段階があり、暮らしてみたい場所に暮らせるようにしたら、
過疎化問題やエネルギー使いすぎ問題が緩和されると思います。
国際貢献は、国民の幸せも保障しながらできることを行っていけばいいと思います。
例えば休耕田でお米を作って余った分を送るなど、今あるものを活かせたらいいと思います。
もし額が減って文句を言われたら(文句を言われるってひどい状態だけど)、
「今まで国民を働かせすぎたし、エネルギー保全のため」など位は言ってもいいと思います。

そして、状況や考えが変わったら、手続きをすれば選び直すことができたら、
本当に文明を活用し、自由な生き方ができている世界ではないかと考えました。



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