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 2017年11月の記事一覧 

 名字特集11 部のつく名字 

日本人のおなまえっ!

名字は大昔から存在する
弥生時代
古墳時代
飛鳥時代 名字の始まり
奈良時代 
平安時代 藤原ビッグバン
鎌倉時代 武士により名字大量発生
室町時代 庶民への名字普及
江戸時代 武士や公家以外の名字公称の禁止
明治維新 誰もが公に名字を名乗る



奈良文化財研究所
一万点もの木簡
 桐のタンスに、職員たちよりいい環境に置かれている。
国宝になる予定の物もある。
「○○部」という名前が書かれている木簡も多い。


○○部 古代の職業名。
古墳時代、力を持った豪族が各地にいた。
今で言う天皇家が全国の豪族を大体吸収合併し、地方は部として役割を与え、
部の長に元豪族の長、でも部を支配するのは貴族
を置いた。
(貴族とは天皇の親族や、天皇と結びつきが強い人。)
部に属する人々はその部の名を名乗ることになった。


日本古代人名事典
古墳時代や飛鳥時代、豪族から庶民まで、全ての名字を掲載。
多い説だと9割が「○○部」。200種類以上
あった。


長谷部
雄略天皇(大長谷若武命)の身の回りを世話する人々。

氷部 奈良県天理市
氷を保管し、夏に天皇に氷を献上する。
夏に、酒に氷を浮かべて飲むのが究極の贅沢だった。

鳥取部 偉い人のために、当時は珍しかった白鳥を捕まえる。
小子部(ちいさこべ) 学習塾のように子供を教育する仕事。
湯坐部(ゆえべ) 偉い人の子どもをお風呂に入れる仕事。

犬養部 犬を飼育し要所を護衛する。犬という武力を管理する集団。
猪甘部(いかいべ) 猪を飼う役割の人の名前。貴族に薬用で食されていた。
海部(あま) 漁師。

神服部(かんはとり) 浜松市三ケ日町 初生衣(うぶぎぬ)神社
神様の服を作る部。
近隣で良質の絹糸を作り、機を織り、
年に一度、伊勢神宮の神様に献上していた。

中本酒造店の「長屋王」(奈良県生駒市)
長屋王宅の木簡に書かれていた酒の作り方を再現。
米一石・麹4斗・水一石5升
米の種類や発酵方法も木簡から探り当てた。
麹の量が多く、米と麹を混ぜて発酵させる回数が少ない。
香りがある。さらっとして甘くて飲みやすく、あまりアルコールを感じない。
現代の日本酒は糖度が+10~-5まであり、-になるほど甘いが、
古代のお酒は-40。
みりんのようだという感想もあった。

当時、お酒と蘇を一緒に食べていたかは分からないが、
おつまみとして蘇も出てきた。

 牛乳をゆっくり煮詰めたチーズのようなもの。
贅沢品。薬扱い。美と健康の薬。
光明皇后と関係する場所で蘇に関する木簡がいくつも見つかっている。
現代、牛乳は一頭から一日何十Lも出るが、昔は一Lくらいしか出なかった。
↑馬場さんが面白い話をしていたのに、澤部さんが食べ過ぎて中断された。
 続きを聞きたかったなあ。


なぜ部がつく名字が減ったのか
1、貴族が部を支配していたが、
貴族同士が天皇を無視して私欲を優先するようになったので、
部という縦割り構造を解体
した。
部は名前の意味を失い、違う名前を名乗る人が増えていった。

地名として変換されて残った部
占部→浦部
など

2、
好字二文字化令

元明天皇は、地名を唐のように「良い意味を持つ二文字にせよ」と決めた。
人名も影響を受けた。

部が取れた名字の一部
錦織・久米・矢作・犬飼・春日・日下・鵜飼・長谷・弓削・葛原・鳥飼
など。

日下 仁徳天皇の王子「大日下王」が由来。

部が残った名字の一部
錦織部→錦部
(にしごり)
機織部→服部 ←大分変化したけれど、漢字が衣服関係でつながっているね。


「○○部」人口ランキング
渡部←服部←阿部←岡部←磯部←矢部←長谷部←南部←日下部←曽我部←
園部←堀部←宮部←勝部←綾部←坂部←谷田部←軽部←占部


渡部 2つの説があって人口が多い。
渡し舟の職業説と、渡しの辺りに住んでいたという地名説。

職業説
矢部 矢作部。
綾部
 高級織物を作っていた部。

地名説
坂部・南部・堀部・西部・川部・高部・溝部・岡部・澤部
など。


感想
全体的に面白くて笑いました。台本なら作った人、上手だなあ。

発掘調査の馬場さんが特に面白かったです。
木簡を「この人たち、最近偉くなった」などと人扱い。
スタジオにも来て説明。いきなり古館さんにプロレス時代の話。
台本だとしてもすごいな。駄洒落にも敏感。
きっと発掘成果などを大勢の前で話す機会が多いのでしょうね。
間違いもおいしいし、気さくな感じだなあ。
「貴族なのにコイツって言っていいんですか?」
「もう死んじゃってるからいいんです」請け負っちゃう感じが長男ぽい。

関和彦さん(日本地名研究所所長)はやらされてる感があった(笑)。
面白かったけれど、慣れていない方にはやめてあげて下さい(笑)。

そして関さんが映像に出てきた途端、
「古代史の世界では有名な先生で」と発言する馬場さんはすごい。

日本古代人名事典 この本、すごいね~! 地道に調べた人がいるんだなあ。

古代の木簡の字を判読するのもすごい。


おまけ1
部民制(べみんせい)
ヤマト王権の制度。
王権への従属・奉仕の体制、朝廷の仕事分掌の体制。


1、仕事に関わる一団
伴造に統率され、朝廷に所属。

例:語部
伴造である語造(かたりべのみやつこ)氏に率いられ、
古伝承を語り伝え、宮廷の儀式の場で奏上することを職掌とした。

2、王宮や豪族に所属する一団

発生 詳細は「氏姓制度」を参照
ヤマト政権の豪族層は、ウジと呼ばれる組織を形成していた。
5世紀末以降史料から確認できる。
広範に整備されるのは6世紀。

大王との間に隷属・奉仕の関係を結び、氏のリーダーは、
朝廷の政治的地位や官職に就く資格と、世襲する権利
を与えられた。

また、出自や政治的地位・官職の高下・職務内容の違いに応じて、
カバネを賜与され、部民(べみん)の管掌
を認められた。

カバネには臣・連・伴造・国造(くにのみやつこ)などがある。
臣・国造がそれぞれの地域を基盤とする首長であったのに対し、
連・伴造は大伴氏・物部氏など、トモとしての職掌が本質であった。

普及
朝鮮半島情勢の緊迫化
に伴って、
磐井の乱後に、屯倉制や部民制を列島中に拡げていった
とくに乱後の九州では、肥後地方に日下部・壬生部・建部・久米部などに
軍事的部民
を設置した。

律令制の実施後の部称は、父系の血縁を表示するだけの称号であるにすぎず、
所属する集団との関係を示すものではない


おまけ2
人口ランキングでは、「軽部」が気になったから調べてみました。
ニコニコ大百科も幅広いものが載っているなあ。
允恭天皇の皇子、木梨軽皇子(きなしのかるのみこ)
の御名代部に軽部があった。各地の軽部の居住地に軽部地名が付き、
そこから苗字となったと思われる。

現在、軽部姓は関東地方に多く、特に茨城県つくば市付近に集中している。
また、山形県寒河江市付近でもよく見られる苗字となっている。

御名代部 御名代は名代を丁寧に言った言葉。
一定の役割でヤマト王権に奉仕することを義務づけられた大王直属の集団。

名代には、在地の首長の子弟が、
ある期間都に出仕して大王の身の回りの世話をした。

舎人(トネリ)・靫負(ユゲヒ)・膳夫(カシハデ)など。


おまけ3 592年の飛鳥時代以前の都
陵墓探訪記
これはすごい! 人生の先輩、ありがとうございます!!
こんなところに?!という驚きの連続でした。



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 深淵なる井上陽水の名曲特集 

ザ・カセットテープ・ミュージック

A面
1、長い坂の絵のフレーム
(1998年) ←意外に新しいね。
「少年時代」で昔を思い返していたおじさんが、さらに年をとっている。
「満ち足りた人々の思い上がりを眺めている」
陽水さんは昔から世の中を遠巻きに見ている。あまり説教くさくない。
対象にぶつかっていくのは吉田拓郎さん。

2、いっそセレナーデ(1984年)
Emから「甘い口」の「ち」が、Am7にもう2音足したAm11の和音なのに、
「レ」の音
なのでちょっとずれて、浮遊感を醸し出している。少し不協和音。
歌詞でも音でも浮遊感。
第二次井上陽水ブームの火付け役になった曲。
ナインスやイレブンなど、テンションコードを多用
↑いい歌だし、いい声だなあ。いいちこ。

3、少年時代(1990年) 
おじさんが昔を思い返している歌。
「風アザミ」は造語。陽水さんの言葉遣いは小学生には早すぎる。
始めはラジオ体操のように清々しいが、転調で不思議な感じになる。

↑「小学生にはわからない」と言われたけれど、歌う方も嫌だったよ(笑)。
当時は寂しい歌だなと思いました。生徒目線で選曲されていなかったのね。

B面
1、飾りじゃないのよ涙は
(1984年)作詞作曲。明菜さんが歌った。
Aメロはコーナリングで追い込むように、サビは直線を爆走する感じ。
聖子さんは「ハートのイヤリング」で人気が落ち着いてきた頃。
85年1月は陽水さんが活躍、
2位がこの曲、3位が恋の予感(安全地帯)、4位がいっそセレナーデ。


2、ワインレッドの心(1983年)作詞。作曲は玉置浩二。
主観と客観が曖昧。退廃的・耽美的。
↑歌詞が陽水さんぽいな~。作曲は玉置さんなんだね。

3、帰れない2人(1973年)作詞作曲を忌野清志郎と共作。
イントロはニールヤングの影響があり、陽水さんにしては珍しく洋楽っぽい。
忌野さんの特性が出ているのだろう。


今日の一曲 東へ西へ
だから ガンバレ みんなガンバレ 夢の電車は東へ西へ♪

陽水さんは理屈っぽいことを見せず、常に一定な所がかっこいいと語っていた。


Radio番組 Memories&Discoveries
JFN系列30曲にて月曜28時代前半~放送中。
↑聞いてみたいけれど、28時は無理かな~。


感想
往年の名曲を未来に残すために紹介する、実は未来志向型音楽番組。
昭和の歌謡曲も好きです。解説するお2人が楽しそうなのが良いですね。
当時を知っている人ならではのお話や、作曲の工夫のお話など面白かったです。



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 わがやどの 日めくり万葉集 

我が宿の   い笹群竹   吹く風の  音のかそけき  この夕かも
和我屋度能  伊佐左村竹  布久風能  於等能可蘇氣伎 許能由布敝可母
わがやどの いささむらたけ ふくかぜの おとのかそけき このゆふへかも

19巻 4291 大伴家持 天平勝宝5年2月23日 
2011年12月15木放送

我が家の庭のほんの少しの群竹に、吹く風の音のかすかに聞こえるこの夕べよ。

大伴家持が30歳を過ぎた頃、都にある自宅で詠んだ歌。

吹く風の音のかそけき
目に見えないかすかな風を捉えた、家持の繊細な感覚。

ほんの小さな変化から宇宙の変化を感じ取る
日本人の感性を受け継いでいきたい。



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 孟徳と本初 感想 

孟徳と本初 三國志官渡決戦録 著者:吉川 永青さん
題名を見て読みたいと思った。面白くて久しぶりに一気読み。
花嫁泥棒の話は読んだことがあるなあ。ここから始まるのか。
2人の言い合いは全く互角。袁紹もすごく頭がいい。
でも常識外れの発想力は曹操の方が上だと暗示している話。

「だが袁家に生まれたからには、俺が使うべき力じゃないか」P11
特権を堂々と使うのも才能。
家を背負う覚悟と努力もあることが後々分かっていくのが良い。

時間が飛んだ。

袁紹は優柔不断で片づけられがちだが、
有能な所や良い所も描かれていて良かった。

「子供の病」の場面 そういう考えもあったんだなあ。
田豊さん…年齢を重ねると自分だけが正しいと思うようになりやすいのかも。

お互いに時々「あいつはこうだから」という場面があって良い。
長い間会っていないだろうにね。
どちらも戦わずに従えたいと思っていたんだなあ。

袁紹が戦闘中に「降伏しろ」という書状を送ってきた場面
他の本にもあるけれど、この本が一番袁紹の気持ちが表れていたと思う。

「慕わしい」っていい言葉だなあ。
でも、「人がゴミのようだ」とその前にもう一つ何かあったのだけど、
唐突に現代作品のパロディを入れるのは違和感があるなあ。

出ると負け軍師さんが、開戦前から裏切るつもりだったという設定に驚いた。
早い段階で郭図の意図に気付く曹操たちがすごい。

郭図が裏切る理由は一応分かったけれど、軽いと感じた。
深い理由が無くても裏切ることもあるかもしれないけれど、
郭図はそれをするには重すぎる立場にいるはずなのに。

ここからさらにネタバレが激しくなるので、
知りたくない方はここまででやめた方が良いです。良かったら続きもどうぞ。

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日本国憲法

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