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 2015年06月の記事一覧 

 #3 荘子 

第三回 自在の境地「遊」

遊 時間や空間に縛られず、何事にもとらわれない自在の境地。


芭蕉・西行・良寛などにも影響を与えた。


「遊」という文字の意味

神と人が一体になった境地。(白川静香さんの研究より)


人間的な思惑や分別を越えた世界。



料理人庖丁(ほうてい)の物語 
庖丁は自分が求めている物は「技」ではなく「道」である
と、語りだした。
↑すごい極意を語っているなあ。

無心で牛と向き合い続けた結果、達人になった。
反復練習で身に付ければ忘れても関係ない。

虚心 わだかまりを持たない心。先入観を持たない、すなおな態度。

無意識 
知識を元に、意識を持って行動している段階よりも、
その場の状況を察知し、敏感に行動できる。




大工の棟梁の話 役立たずで生きる
役立たずの木は、大木になるまで生きることができた。
なまじ取り柄があるだけに、社会に役立とうとして自分を損なうことがある

曲なれば則ち全し 老子


無用の用

人は皆有用の用を知るも 無用の用を知ることなきなり 人間世篇


世間的には無用と思えるものこそ、命にとって大事なものではないか。


柳は緑、花は紅
柳と花は違う良さがあるので比較できない。両者はそのままでよい。


二つの違うものを安易に比較していないか
一つの基準で推し測って物事を見ているから役立たずという概念が生まれる。

現代は、お金を基準に考えることが多すぎるのではないか。


自分のもちまえを受け入れれば自在になれる
泳ぎの名人の物語
 ←老子の水の教えみたいだなあ。

現代は会社などに求められることを優先させがち。
しかし、今流行の個性を求められることもやっかい。思い詰めがちになる。

故に始まり、性に長じ、命に成る

   
故 生まれつきの下地
性 無意識の領域 =習慣・修練=もちまえ
命 逆らえない流れ


自分の中に身に付いているものに気付き、
自分なりの生き方が自然の流れに逆らわずにできれば、自分のもちまえが発揮される。

人間は無意識の領域が大きい。
新たに習慣化したものをもちまえにしてもよい。

遊びとは人に代わってもらえないもの。
生きることを遊にしたい。




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