FC2ブログ

 #10終 敗者の生命史38億年 まとめ 

あとがき 結局、敗者が生き残る

生き延びたものが勝ち
生命の絶滅の危機が訪れた時、生き延びたのは、
繁栄していた生命ではなく、僻地に追いやられていた生命。

危機の後には革新的な進化
弱肉強食の中で、力・防御力を競い、
逃げ回ることしかできなかった生物は、素早く泳ぐために魚類の祖先になった。

魚類の中でも弱肉強食になり、
小さな川や水たまりに追いやられた者が両生類の祖先。



捲土重来
新しい時代を作ってきたのは、時代の敗者だった。
逆境を乗り越え、どんなに細くても命をつないできた。

今この世にいるということは、
地球に生命が誕生してから一瞬も途切れずに引き継がれてきたから。



個体発生は系統発生を繰り返す
人間は、母親のおなかの中で38憶年の歴史を辿って生まれる。
始めは単細胞生物。
細胞分裂で多細胞生物に。
丸い形から筒状になり、魚のような形になり、しっぽを退化させ、
手の指は始めは7本あるが、5本に退化する。


生を手に入れると同時に、やがて来る死を背負う。
しかし、新たな一つの細胞が遺伝子を引き継ぐ。
女性は卵細胞・男性は性細胞。
人間も、基本は単細胞生物と変わらない。





関連記事
スポンサーサイト



web拍手 by FC2

 #9 敗者の生命史38億年 まとめ 

ニッチ戦略 自分だけが持っているもの。

生存競争 一つのニッチには一種しか生き残れない。

棲み分け 暮らす環境が違うなら共存できる。

ギガントピテクス

竹をめぐってジャイアントパンダとの競合に敗れたのではないか。

ニッチをずらす戦略
食べる場所を棲み分ける

シマウマは草の先端・ヌーはその下の茎や葉・トムソンガゼルは背の低い草。


空への進出

約3憶年前 昆虫が飛んだ
 今とあまり変わらない姿。
メガネウラ 70cm。酸素濃度が高かったからか。
おまけ:古代の昆虫、巨大化の謎に新説
酸素の毒性を避けるために、昆虫の幼虫は大型化する必要があった。
↑環境がいいから大きくなったのではないのかもしれないのか、驚いた。

ジュラ紀後期の2億年前には酸素濃度は12%まで低下
昆虫は小型化。

哺乳類型爬虫類 哺乳類の先祖だが、低酸素のため小型になり衰退。

恐竜 低酸素の環境で気のうを発達させ、繁栄。

翼竜
プテラノドン 滑空が主で、器用に飛べなかった。競い合い、種類を減らす。



ティラノサウルスのような肉食恐竜として進化した獣脚類が祖先。
翼竜が来ない森などを器用に飛ぶ。ニッチを分けて多様に進化。
気のうのおかげで一万メートルを越える高所も飛ぶ。


コウモリ 哺乳類。夜の空を選択。980種は、地球の全哺乳類の4分の1。
日本でも、日本の哺乳類の3分の1の35種を占める。
目につきにくいが、最も繁栄している哺乳類。


昆虫も、鳥も、コウモリも、どうやって翼を手に入れたのかは分かっていない。
進化の途中段階の化石が無い。出現したときにはすでに飛んでいた。

もしかすると人間が思うよりも空を飛ぶのは難しい進化ではないのかもしれない。
むしろ、空というニッチに気付ける方が大事なのかもしれない。


生き残るには
ニッチを細分化して、ナンバーワンになる
できるだけ戦わず、近い場所や条件でナンバーワンになる場所を探す。



元は同じなのになぜ争うのか
地球には様々な環境があり、変化していく。
どのように生きていけばいいのか、答えは一つではなく、正解も分からない。
だから、あらゆる生物の在り方を試すように、分かれ続けている。



生物は「違うこと」に価値を見出している
地球には175万種の生物がいる。
全ての生物は共通の祖先となる単細胞生物から進化した。

ミミズも、一匹一匹が違う遺伝子を持つミミズ。
人類も、70憶人いても同じ人はいない。



人間が作り出した世界
人間の脳
 38憶年前まで想像できる力があるが、
物事を単純化し、分けて区別する癖がある。
複雑な世界を丸ごと理解するのは苦手。

普通という幻想
多様なものを単純化し、平均化したり、順位をつけて理解しようとするが、
本当は、もっと多様で豊かな世界が広がっている

自然界に区別はない
明確な違いは分からない。大きな変化は一度には起こらない。
小さな変化が蓄積し、やがて大きな変化となる。
ヒトとサルも、ヒトと植物も、ヒトと微生物も。




関連記事
web拍手 by FC2

 #8 敗者の生命史38億年 まとめ 

一億年前 哺乳類
恐竜とほぼ同時期に出現したが、恐竜を避けるように夜行性になった。
暗闇で食料を探すための嗅覚や聴覚が発達。
狭い場所で活動する俊敏性。
胎生
 卵を奪われない。

恐竜が滅んだ直後に影響力を強めたのは鳥類と爬虫類
哺乳類はまだ小さなネズミのようだったが、
鳥や爬虫類のように完成していなかったことが、
後に様々な環境に合わせて適応拡散できることになった。



2600万年前 サルの始まり
被子植物の森 樹冠
 木々の上で葉が生い茂る場所。

サルの仲間 私たちの祖先。
木の上に棲むことを選択 
顔の正面に目
 枝から枝へ飛び移るため、正確な距離を知るため
手の変化 親指が他の指と違う方向 枝を握るため。
爪を平爪にし、指先の感覚で枝をつかむ。


あるサルの仲間は、木に実る果実を食べるようになった。
赤い果実は、鳥は識別できるが、哺乳類はできなかった。
夜行性では、赤が最も見えにくい。

しかし、人類の祖先は一旦失った赤を識別する能力を取り戻した。
果実が食べたいからか、赤が見えるようになったからなのかは明確ではない。


700~500万年前 人類
なぜアフリカで人類が生まれたか
アフリカ大陸で巨大な地殻変動。
大地溝帯 西は森林が残ったが、東は雨が降らなくなり、乾燥した草原に。
二足歩行・道具を使うなどし、知能を手に入れた。


400万年前 ホモ属の人類が出現 いろんなホモ属が生まれては消えた。

20万年前 ホモ・サピエンス 
同じ頃、ホモ・ネアンデルターレンシス。


ネアンデルタール人は約35万年前にアフリカ大陸を出て、
地方で大きく丈夫な体を獲得。


ベルグマンの法則
寒い地域は大きい体の方が体温を保つために有利。


体も脳の容量もネアンデルタール人の方が優れていたが、
ホモ・サピエンスの方が交流を図る小脳が発達し、
群れを作り、道具を発達させ、知識を共有して栄えた。





関連記事
web拍手 by FC2

 #7 敗者の生命史38億年 まとめ 

大量絶滅ビックファイブ
1、約4憶4千万年前 古生代オルドビス紀末

オウムガイ・三葉虫・甲冑魚・植物が上陸し始めた頃。
84%の種が絶滅。

2、約3憶6千万年前 古生代デボン紀後期
シダ植物の森・昆虫・両生類が上陸。
70%の種が絶滅。

3、約2憶5千万年前 古生代ペルム紀末
96%の種が絶滅。わずかに残っていた三葉虫はここで絶滅。

4、約2憶5千万年前~2億1千万年前 中生代三畳紀
パンゲアが分裂し、二酸化炭素とメタンが噴出し、気温上昇、酸素濃度低下。
79%の種が絶滅。爬虫類が恐竜へ。

5、約1憶4千万年前~6500万年前 白亜紀
約6500万年前
隕石がユカタン半島沖に衝突。
地球のあちこちで森林火災、大津波、粉塵により寒冷化。
70%の種が絶滅。恐竜が絶滅。


生き残った生物
川や水辺の爬虫類
 水があり、高熱を下げ、寒さを和らげる。変温動物は省エネ。

 恐竜から進化し、恐竜から隠れて生息。遠くに移動できる。

哺乳類の祖先 小さく省エネ、夜に活動、嗅覚と聴覚が発達、さらに脳が発達。


6度目の大量絶滅
現在、人類という生物が大量絶滅を引き起こしている。

過去に大量絶滅の憂き目にあったのは、地球を支配した強者たち。
巻き添えを食う生物もいるかもしれないが、やがて新たな生態系ができる
地球にとっては、人類が滅びても何の影響もない。


おまけ
ビッグファイブは地球の足跡
大量絶滅は白亜紀末だけではなかった!大量絶滅・ビッグファイブ

過去の大量絶滅は5回でなく6回、研究者が提唱
グアダルピアン紀末の大量絶滅 
ペルム紀の大量絶滅の約800万年前。生物多様性を大きく損なった。
地球規模の絶滅の多くが海洋酸素濃度の低下と関連。

大量絶滅
地質時代における大量絶滅
原生代末
ゴンドワナと呼ばれている超大陸が形成・分裂
した時期。
超大陸の形成と分裂が原因と推定されている。

カンブリア紀末 約4億8830万年前? ←範囲が広くて分かりません。
オルドビス紀末 約4億4400万年前 
デボン紀後期  約3億7400万年前
ペルム紀末   約2億5100万年前
三畳紀末    約1億9960万年前
白亜紀末     約6550万年前
完新世




関連記事
web拍手 by FC2

 #6 敗者の生命史38億年 まとめ 

5億年前 陸上植物の祖先
緑藻類 光合成で最も効率が良い、青と赤の光を吸収

光を存分に浴びることができる陸上は魅力的な環境だったが、
有害な紫外線も降り注いでいた。
しかし、シアノバクテリアが作ったオゾン層のおかげで上陸の準備は整った

古生代シルル紀 4憶7千万年前 植物の上陸

古生代オルドビス紀 
コケ類に似た植物

体が渇かない水辺にしか存在できなかった。

シダ植物 古生代石炭紀
茎が発達 根から水分 維管束で体中に水分を運ぶ、
枝を茂らせ、多くの葉をつけ、巨大で複雑な体
を持つことができた。
受精の時に精子が泳ぐ水が必要なため、水辺に限られた。

植物が分解・蓄積され、風化した岩石と混ざって土ができた。

シダ植物→昆虫→魚類が上陸。

両生類→爬虫類

植物を食べる爬虫類 
草食の爬虫類を食べる肉食爬虫類



裸子植物 古生代ペルム紀
乾燥地への進出。

1、種子 種子植物の先駆け 乾燥に耐え、発芽を待ち続けられる。
空間と時間を超える。


2、花粉 精細胞を作り、水が無くても受精できる。
離れた個体と受精し、多様性が増える。


巨大な裸子植物の森と、巨大な恐竜を主役とした生態系が生まれた。


2億年前 植物の進化
ジュラ紀は裸子植物が繁栄


白亜紀に被子植物が出現
胚珠が子房に包まれている 安全で、数時間~数日で受精が完了。
裸子植物は受精に一年位かかるものもある。

花と虫の共生関係
被子植物は他の生物と積極的に関わった。
互いに影響しあい、共に進化し、より多様
なものを生み出した。

花粉を食べる昆虫に、他の花まで移動して運んでもらう。
後に蜜も作り、香りも漂わせる。

果実 
胚珠を守っていた子房を発達させ、動物に食べさせ、種子を運んでもらう。
植物にとって赤は食べてほしい、緑は食べないでほしい。


食べられて成功 
動物を利用 花粉と種子により、移動できる機会が2回。
花粉・蜜・果実を与え、共生関係を築いた。



鳥の発達
様々な虫や果実により、鳥も多様化。


木と草
コケ→シダ→シダの森→裸子植物→被子植物


草より木が先 
木は恐竜と競い合って巨大化したが、
白亜紀の終わり頃、パンゲアが分裂を始めた。
地殻変動、山脈を作り、気候が不安定に。

雨は下流で三角州になり、ここで、素早く世代更新する草が発達
多様な進化、食べられないように毒を身につけた。


双子葉植物と単子葉植物
双子葉植物が先。単純化する進化
をした。
単子葉植物は全て草。双子葉植物も草になったものがある。


命短く進化
数千年生きることもできる大本性の植物が進化して、
短命な草木性の植物に進化
した。
千年生きるより一年を全力で生きて、次々に世代を更新していくことを選んだ。
変化する環境に対応することを可能にした。


1億年前
落葉樹
 白亜紀末 寒冷化。
寒くなると光合成能力は低下、蒸散を防ぐために葉を落とす

常緑樹(照葉樹) 葉をクチクラでコーティングし余分な蒸散を防ぐ。
しかし極寒の地には無い。

針葉樹 落葉樹より古い裸子植物だが、極地に森がある。
仮導管は被子植物の導管より水が凍結しにくい。


恐竜たちは裸子植物と共に追いやられた
恐竜は植物の進化に追いつけなかったのではないか。
もしかしたら、隕石が落ちなくても衰退したかもしれない。


おまけ1 恐竜絶滅に新説、隕石衝突で海が硫酸に

おまけ2 恐竜絶滅の新説 原因は隕石衝突の影響で降った硫酸の雨
隕石が、硫酸塩を3割位含むユカタン半島に落ちたから。
数年間、海水が深さ100メートルほどまで強く酸性化したとみている。
違う場所だったら恐竜の大量絶滅は起こらなかったかもしれないという。

おまけ3 恐竜が絶滅したのは「隕石の衝突」のせいじゃない


3400万年前 寒冷化
草原の植物は食べつくされそうだった。

有毒植物が少ない理由
動物に対する有効な毒性分のアルカロイドは、
植物の成長に不可欠な窒素化合物が原料
食べられないことより、成長を優先しているから。


600万年前 イネ科植物
食べにくくて堅い葉
土に豊富にあるケイ素で作る。
ガラスの原料にもなるほど堅い。
繊維質が多く、消化しにくい。葉に蓄える栄養は少ない。


栄養は葉の根元の葉ざやや、茎に蓄積。
成長点を地際に保ち、葉を上へ押し上げて伸ばす成長方法
を選んだが、
上へ積み上げていく方法のように後から枝の数を増やすことができなかった
分げつ 成長点を後から増やすことで解決。

草食動物の多くが絶滅。


草食動物の反撃
ウシ 4つの胃で消化。
自らの胃の中で発酵食品を作って栄養価を高めている。

反芻 牛・山羊・羊・鹿・キリンなど、
たくさん食べないと栄養が足りないので体を大きくしないといけない。


おまけ4 10分でわかる植物の進化





関連記事
web拍手 by FC2

 #5 敗者の生命史38億年 まとめ 

7憶年前 
エディアカラ生物群
 クラゲ・イソギンチャクなど
2度目の全球凍結の後、繁栄した多細胞生物。

一つの口で食べたり排出したりしていたが、
消化し終わるまで次の食事ができなかったので、
一本の筒のような形、旧口生物と新口生物に進化した。

旧口生物 元の口を貫通させ、新たに肛門を作った。
蛸・貝などの軟体生物→エビ・カニ・昆虫など外骨格を持つ生物。

新口生物 元の口を肛門にして、新たな穴を取り込む口にした。
体の中心部に固い内骨格を持つ脊椎動物になる。

ウニは新口生物 23000の遺伝子の70%がヒトと共通。
ウニの固い殻は表皮の下の内骨格。

凍結した地球で、ごく限られた場所に閉じ込められた生命は、
遺伝子の変異を蓄積していた。
温度が上がった時、自在に変化し、大いに進化した。



5億5千年前 古生代「カンブリア爆発」
動物門の生物の基本形が全て揃う。

エディアカラ生物群はなぜかこの時以前に絶滅。噴火?捕食?

目の発明 捕食の攻防が激しくなった。

旧口生物は節足動物に、アノマロカリス・ウミサソリが頂点に。

脊椎動物 内骨格を発達させ、体をくねらせて逃げ足で勝負。


4億年~3億6千年前頃 デボン紀

巨大なオウムガイが海を支配 魚たちは餌食。
↓ 
甲冑魚 生態系の頂点に

大型の軟骨魚類 サメ 甲冑魚に代わって頂点に。

弱い魚は川の河口の汽水域へ
塩分の薄い川の水が体内に入らないように鱗ができ、腎臓を発達させ、
淡水を排出


硬骨魚 川の水はミネラルが少ないので、骨に貯蔵した。
淡水魚 川の上流へ新天地を求めた。
海水魚 泳力を身につけ、海に戻った。

原始両生類 最初に上陸。
大きくのろい大型の魚類だった両生類の祖先は浅瀬へ追いやられた。
大きなひれを足のように進化させ、次第に水中と陸上を行き来


勝者は変化しない
軟骨魚類
海を支配したサメの仲間は古い時代の魚類の特徴を残す。
現在「生きた化石」と言われる。

進化した硬骨魚類は川・湖・海と分布を広げた。

現在存在しているなら勝者
 変化する必要が無ければしなくて良い。




関連記事
web拍手 by FC2

 #4 敗者の生命史38億年 まとめ 

10~6億年前 多細胞生物の始まり
単細胞生物を大きくするのも限界があり、集まって固まりを作るようになった。
群れると食べられる心配が減り、外側が守りなど、役割に集中できる。


多細胞生物
約7憶2千万年前のスターチアン氷河期・
約6憶3千年前のマリノニアン氷河期の後
に生まれている。

多様性を生み出し、環境の変化に耐えられる可能性を残す。

雌雄が遺伝子を交換することが多いが、
カイエビは性が3種類あり、繊毛虫には性が30種ある。

しかし、性がいっぱいあっても、うまく交換できなかった性は減っていき、
2種類位に落ち着くことが多い


2種類あれば十分に遺伝子を交換できる。
雄の染色体の組み合わせは2の23乗で838万通りになり、
雌の838万通りを掛けると、70兆を超える組み合わせができる。
これは無限の可能性と言える。

雄の配偶子は精子 
小さく動きやすい。生存率低い。雌の配偶子に遺伝子を運ぶだけ。

雌の配偶子は卵子 
大きく栄養が豊富。遺伝子を受け取って子孫を残す。



死の発明
遺伝子を交換して新しい生命を作り、古い生命を無くす。
生命は世代を超えて永遠であり続けるために限りある命を作り出した。


おまけ 生きものってなんで死ぬんだろう…


単細胞生物も敗者ではない ミドリムシ・ゾウリムシなど
複雑な器官を進化させて、高度な生命活動を行っている。
生きるだけであれば細胞一つで十分。



関連記事
web拍手 by FC2

 #3 敗者の生命史38億年 まとめ 

22億年前 競争から共生へ

細胞の中には様々な小器官があり、様々な働きをすることにより、
細胞が生命活動をしている。


リボソーム タンパク質の合成
粗面小胞体 リボソームで合成されたタンパク質を取り込み、濃縮・貯蔵
ゴルジ体  タンパク質を加工して分泌
リソソーム 異質の分解
ミトコンドリア 酸素呼吸し、細胞内でATP産生、数百もある。
中心体 染色体の移動
細胞核 DNA(生物に必要な全ての遺伝子情報)を保存。

1963年 ミトコンドリアの中に細胞核のものとは違うDNAを発見
同じ年に葉緑体中にもDNAを発見

細胞内共生説 
どちらも細胞の中に棲む生物のように細胞内で増殖する。
元々独立した生物だったものが細胞の中に取り込まれたのではないか。


原核生物から真核生物へ
原核生物 DNAが格納される核を持たない。バクテリア(細菌)
真核生物 核を持つ。単細胞生物のアメーバ・ゾウリムシ
     多くのDNAを持てる、核の外に様々な小器官を持つことができる。

単細胞生物たちは、弱肉強食の中で、
偶然取り込まれた単細胞生物が消化されずにその細胞内で暮らすようになった。
取り込まれた側も身を守れるという利点がある。


細胞の中に別のDNAを持つ生物が共存するなら、
自らのDNAを格納する細胞核が必要になった。
細胞核は、別の生きものを細胞内に取り込むために作られた。
これが真核生物への進化。



葉緑体は、動物の単細胞生物と植物の単細胞生物に分かれた後に、
植物の単細胞生物と共生した。

22億年前 植物の誕生

「植物は、逆立ちした人間である(アリストテレス)」


葉緑体を取り込んだ 光合成ができるから動く必要がない。

細胞壁 しっかりした構造物を作り、光を浴びやすくし、病原菌から身を守る。


菌類 葉緑体は無いが、細胞壁がある。

動物 動いて・取り入れて・消化し、有害なものは代謝・分解・排出するから、
   細胞壁は無い方が良い。


真核生物は、動物(消費者)・植物(生産者)・菌類(分解者)。
ここで早くも有機物が循環する生態系が作られた


葉緑体を取り込んだのはとても優れた戦略
菌類の中の、地衣類は藻と共生。
動物の中の、ゴクラクミドリガイは緑藻を食べて体内で栄養を得ている。


他の共生例
ミドリアメーバとクロレラ
コンボルータと藻類
腸内細菌と胃腸



共生により、単細胞生物は一気に進化を遂げた。
きっかけははっきりしないが、全球凍結が起こった後に真核生物が登場した。

ほとんどの生命が滅びた環境の中で、
能力の違うものが組むことが、とても有効な方法だったのかもしれない。

相利共生 花と虫・鳥と果実など。

争い合うよりも、助け合うほうが強い
自然界に法律はないが、共生という戦略を作り出した。
これが、厳しい自然淘汰の中で生物が導いた答え


原核生物を二つに分けると、バクテリア(真正細菌)とアーキア(古細菌)。
バクテリア 乳酸菌・大腸菌・コレラ菌などよく聞く細菌。
アーキア  メタン細菌・鉄細菌・好熱菌など、過酷な環境にいる細菌が多い。

実は、アーキアこそが人類の祖先
自ら栄養分を作れず、他の単細胞生物を食べる従属栄養生物。
アーキアの仲間が、ミトコンドリアを取り込み、
核を持ち、真核生物となり進化していく。

取り込まれたミトコンドリアはバクテリアの仲間で、
私たちの細胞は、アーキアとバクテリアの共生によって生まれた


原核生物も敗者ではない
今も滅びていない。

より大きく、複雑になる生物の進化に抗い、単純な形を守り続けている
少ないDNAで素早く増殖。速やかに変異させ、あらゆる環境に適応できる。

大気圏から深海まで存在。
何百万種・何千万種とも言われる仲間
がいる。
バクテリアこそが世界で最も繁栄し、進化に成功した種と言えるかもしれない。


感想
「競争から共生へ」は、マルクス・アウレリウスの
「助け合うのが自然な姿」という言葉と重なると思いました。

全球凍結は、生物にとっては滅びかねない大変な危機だけど、
進化のためには必要なことだったんだな。
でも逆に、生物はここまで追い込まれないと変わらないものなのかもしれない。
生物は、変化しなくても生きていけるのなら、
よっぽどのことがないとぎりぎりまで変化しないものなのかもしれない。

バクテリアって実はすごく繁栄しているんだな。
普段と違う見方に気づくと面白いなあ。
だとすると本の題名が変に思えてくるなあ。



関連記事
web拍手 by FC2

 #2 敗者の生命史38億年 まとめ 

27億年前
シアノバクテリア 
光合成をして二酸化炭素から水とエネルギー源の糖を生み、不要な酸素を排出。

酸素はあらゆるものを酸化させる猛毒。

わずかに生き残った微生物は、地中や深海でひっそりと生きた。

ミトコンドリアの祖先 酸素を取り込んで生きることに成功。
酸素は猛毒だが爆発的なエネルギーがある。

単細胞生物の祖先 ミトコンドリアを取り込む。
後に、豊富な酸素から丈夫なコラーゲンを作り、体を巨大化。
酸素のエネルギーを利用して、活発に動き回る


ある単細胞生物は、シアノバクテリアすら取り込んだ。
それは葉緑体になり、植物になった。

海中にいたシアノバクテリアは、植物の祖先と共生して地上へ進出した。


酸素が作った環境
海中の鉄イオンと反応して酸化鉄を作り、沈んだ。
鉄鉱床は、後に地上に現れ、人類は鉄を使って農業生産力を高めた
やがて、鉄を使って武器を作り、争うようになった

酸素はオゾン層を作り、有害な紫外線を和らげた。
オゾン層は、生命の最初の光合成から30憶年かかって作られた。


現在、人類はオゾン層を破壊して二酸化炭素を増やしている。
急激な変化について行けず、多くの生命が滅ぶだろう。

人類は耐えられるだろうか。

現在、酸素のために追いやられている微生物たちは、
自分たちの時代が来たと喜ぶかもしれない。




関連記事
web拍手 by FC2

 #1 敗者の生命史38億年 まとめ 

敗者の生命史38憶年 稲垣栄洋 PHP研究所

プロローグ
エラー
 1が10や100になるために必要なカギ。

生命がひたすら繰り返すコピーには、しばしばコピーミスが起こる。
このミスの繰り返しにより、生命は様々な変化を可能にしてきた。
そしてある時、そのエラーが全く新しい価値を生み出していく。
生命の進化は、この繰り返し。

今、自分がここにいることは、
38億年間、自分の遺伝子が途切れることなく現在に繋がってきた証。



おまけ:生命現象を支えているDNA(2)
高校講座生物基礎テレビ学習メモ 2017年度 第16回

現在、地球上には名前がついているものだけで約200万種もの生物がいる。
全て共通の祖先から進化してきた。

1、DNAのコピーミス
DNAは正確にコピーされ世代を超えて受け継がれる性質があるが、
ミスが起こることがある。

すると、ある遺伝子の塩基配列が変化し、
その情報をもとにつくられるタンパク質も変化し、
それまでとは異なる性質を持つ子孫が現れることがある

これが生物の進化のきっかけとなっている。

例えば、鎌状赤血球を持つヒトがいる。
これは、はるか昔、ヘモグロビン遺伝子でDNAのコピーミスが起こり、
それを受け継いだ人が持つ赤血球である。
ヘモグロビン遺伝子の塩基配列の1か所が別な塩基に置き換わることで、
ヘモグロビンのアミノ酸が1個、別なアミノ酸に置き換わっている。

この変化により、貧血を起こしやすい、マラリアにかかりにくいなど、
多くの人が持つ赤血球とは異なる性質を持つようになった。


2、自然選択
DNAのコピーミスにより、さまざまな性質を持つ生物が誕生すると、
その中で周囲の環境に適応したものが生存に有利になり、増えていく


全ての生物には共通性が見られるが、
同時にDNAのコピーミスや自然選択によって、
長い年月をかけてさまざまな生物が枝分かれして多様化
してきた。

進化のしくみがわかると、共通祖先の存在と枝分かれにより、
生物に共通性と多様性の両方が見られる
ことがわかる。


3、進化の道筋を探る
DNAの変化を調べれば、生物の進化の道筋を調べることができる。

例えば、カメとトカゲとワニという3種類のは虫類が、
どのように枝分かれして進化したのか、
形態的な特徴だけから判断することは難しいが、
生物のDNAの塩基配列を比較すると、進化の順番を決めることができる。

その結果、共通の祖先から最初にトカゲが枝分かれして、
その後、カメとワニが分かれた
ことがわかった。

DNAの塩基配列を調べると、進化の枝分れの順番以外にもわかることがある。
ヒトとチンパンジーDNAの塩基配列は99%一致しているが、
違いの見られる部分を調べると、
「脳の発達」 や「言語能力」
に関係することがわかってきた。

塩基配列の違いにどのような意味があるのかを探ることで、
生物がどのように現在の性質を獲得してきたか明かすことができるかもしれない。


DNAの塩基配列の解読は容易ではなかったため、
ある生物と別な生物の塩基配列を比較する際にも、
一部の配列で行うことしかできなかった。

しかし、現在ではDNA解読技術が進み、
ある生物の持つ全遺伝情報(ゲノム)を調べて比較することが可能
になった。

また、異なる生物間のゲノムの比較だけではなく、
ヒトでは個人のゲノム情報を調べて病気のリスクなどを判定する、
遺伝子検査
なども始まっている。

ゲノム情報は究極の個人情報と言われる。
塩基配列の違いが何を意味しているのかを理解しておくことは、
これからの時代を生きる上でも大切なことである。


感想 
これは忘備録なので纏めきれていないと思います。
とても面白い本でした。よかったら本を読んでみてください。
今回は短いです。おまけの方が長いです。話題が変わるごとに区切ります。



関連記事
web拍手 by FC2
(△お好みの文字サイズになるまでクリックしてください)
03 | 2020/04 | 05
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
月の開運法ブログパーツはJavaScriptを有効にする必要があります。


presented by
生きがいアフィリエイトのすすめ


問い合わせ先
日本国憲法

世界人権宣言


「ここの人、前になぜかニーチェについて書いてたよな、気になる」てなときに、『ニーチェ』と検索するとその記事が見つかるのです。すごいね!
ちなみに、書いていなそうな語句を検索すると、記事は見つからないけど、関連商品などが表示されます(笑)。
「5月の初め頃の記事…」と時期で探す時に便利です。

全ての記事を表示する

始めの10件位、この機能に気付かず「もくじ」の記事を作って、記事を書くたびにハイパーリンクしていました…。

日本語→英語 自動翻訳
English
♥. ♠. ♣Alice
Web page translation
最新トラックバック
まどろみ島の管理人

遊子

Author:遊子
このブログについて
トップページへ

RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

StyleKeeper